2024年8月現在、円安の影響もあり、米国株や全世界株(オルカン)への投資が注目を集めています。しかし、米国の平均賃金が日本の倍以上という現状は異常ではないでしょうか。私見では、今はオルカンやSP500といった海外インデックス投資に適した時期ではないと考えています。
現在の円安は、金利差による円キャリートレードや新NISAによる日本人の海外投資の影響が大きいと考えられます。相場は行き過ぎる傾向があり、金利差の縮小や円高への転換が起これば、逆方向に大きく振れる可能性があります。
昔、日本円が高かった時期にヨーロッパを旅行した友人が「何もかもが信じられないほど安かった」と話していたことを思い出します。現在の状況は、その逆と言えるかもしれません。
私たちは日本で暮らしており、日本円を中心とした資産形成を進めるべきではないでしょうか。海外インデックス投資に集中することは、相場リスクと為替リスクを同時に抱えることになります。
一方で、トラリピによる投資は日本円を基軸にして細かく利益を上げていく方法です。これにより、為替変動の影響を受けずに安定した資産形成を目指すことができ、何より想定レンジ内で続ける限り、損失を抑えることができるため、精神的にも安心です。
先週の為替や株価の変動を見て、この考えがさらに強まりました。円安が過剰に進んでいることに多くの人が気づいており、何らかのきっかけで急激な円買いに転じる可能性が高まっています。
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